コラム#4 年に一度の面談で
「はじめの親子教室」では年に1回、親御さんとの面談があります。
希望された方のみで、義務ではないのですが、講師からお子さんの学びの状況をじっくりお伝えできる場として大切にしています。
主にお子さんの発達面での変化や特徴について、個別にお話します。
例えば、「指先の動きが洗練されてきたので、細かい作業への集中力が上がりましたね!」など、伸びている力や領域をなるべく具体的にお伝えするようにしています。こういった身体面の発達は、毎日一緒にいる親御さんは意外と気づいていないことが多くて、「そう言われれば確かに!」と改めて成長を実感なさるようです。
身体的、認知的な発達だけでなく、「思いどおりに出来ないときでも気持ちをコントロールしてやり抜く力がついてきましたね」のように、内面的な成長についてもお話することが多いです。乳幼児期は情動(気持ち)をコントロールする力をほぼゼロから獲得していく重要な時期ですので、こういった成長も見逃さずとらえてお伝えしています。
こちらからお話するだけでなく、親御さんからも気になっていることをご質問いただいたり、子育てや教育についてご相談いただく時間も大切にしています。
・イヤイヤ期でつい衝突しがちで・・・どう寄り添えばいい?
・「やめて」と言ったことをあえてやりたがる時、おすすめの声掛けは?
・こどもに自由にやらせたい反面、どこまで許してどこからは制するべきか?
などなど、お子さんのことを想っていらっしゃるがゆえのお悩み・疑問をシェアしていただいて、講師と一緒にお子さんのことを考える時間になっています。
子育てしていると本当に悩むことが多いですよね。
そのほとんどが「正解のない悩み」だったりするので、余計にモヤモヤします。
そんな時ちょっと相談できる相手がいるだけで、気持ちが軽くなったり、答えに近づけたり。
私たちは乳幼児教育の専門家として、その子の成長のちょっと先を見据えながら、今この瞬間に何が必要かを一緒に考えていきます。ぜひ、みなさんのお話もお聞かせ下さいね。