コラム#5 勉強ができる子 VS 学ぶことが好きな子
4月は新生活がスタートする時期ですね。
新しい園や学校に入る子たちは、ワクワクとドキドキが入り混じっている頃でしょうか。
「はじめの親子教室」には0歳~6歳までのお子さまと親御さんに通っていただいていますが、やはり教育に対して意欲的で前向きなご家庭が多いと感じます。
子どもの教育について考えたとき、将来わが子には「勉強ができる子」になって欲しいですか?
もちろん、できる方が良いと思うのは当然かもしれませんが、私たち「はじめの親子教室」では勉強ができる・できないよりも先に、乳幼児期だからこそ大切に育みたい力があります。
それは「学ぶことが好き」という気持ちです。
私たちは、学ぶことそのものを「楽しい」「好きだ」と思えることを何よりも重視して、日々のレッスンにあたっています。なぜなら、この気持ちさえあれば、おのずと結果としての学力や成績がついてくるからです。
しかも、学ぶことそのものを楽しめる子は、親が勉強しなさいと言わなくても自ら学ぶようになります。子どもが主体的に学ぶ時は、誰かから強いられて学ぶ時よりも圧倒的に質の高い学びが得られるという特徴もあります。
反対に、学ぶことの楽しさを実感できずに、イヤイヤまたは納得しないまま勉強を続けていると、本来は出来る子であっても伸びが鈍化するケースが良くあります。これは大変もったいないですし、なにより本人が辛くなってしまいます。
乳幼児期は学力や成績といったものさしに縛られずに、将来の学力を支えるための土台部分をじっくり構築できる時期です。この時期に、学ぶって楽しい!という経験をたくさん積んでもらうことが何より重要です。
その際にポイントになるのが、学びのプロセス(過程)です。
結果よりも、できるようになるまでのプロセスで最も多くの学びが得られるのですから、プロセスをいかに楽しめるかが重要です。
学びのプロセスでは、適度な難易度を設定することも重要です。「できない→できる」に変化するまでのプロセスが簡単すぎると、得られる学びの質が下がってしまうこともあるからです。
多様な個性を持つ子どもたちが、それぞれに合った学びと出会うのに、モンテッソーリ教育の環境は最適です。一人ひとりの興味関心にぴったりの活動を提供し、講師たちが学びの質を意識しながら丁寧に関わることで、お子さんに学ぶことが大好きになってもらえるよう、日々心掛けてレッスンしています。
モンテッソーリ教育や子ども主体の学びにご関心のある方は、ぜひ一度体験レッスンにお越し下さいね。