コラム#6 「遊ぶように学ぶ」べき理由
一般的に0~6歳を「乳幼児期」、7~12歳を「学童期」と呼びます。日本に限らず、世界的にも7歳頃から学校に通いはじめることからも、どうやらこの区分には理由がありそうです。
小学校にあがれば、こどもたちは一斉型の授業を受けるようになります。教科書を開いて、先生の話を聞いて、みんなで一斉に学びます。
このような学び方をするのは、こどもは学童期になると「意識的に学ぶ」ことが(徐々に)出来るようになるからです。
意識的に学ぶとは、「今は授業中だから話を聞こう」とか「この漢字を覚えるぞ」というふうに、仮に興味のないことだったとしても本人が意識的に取り組むことで学べるようになるイメージです。
では、乳幼児期の学び方はどうでしょうか?
乳幼児期は、意識的に学ぶ力はまだまだ発展途上段階にあります。学ぼうと思って学ぶスタイルが確立されていない段階では、やりたい事以外には意識が向きづらいので、おのずと一斉型の授業から得られるものは少なくなります。
一斉型の授業を受けて学べるのは、その授業の内容がちょうどタイミングよく興味のある事だった場合に限られてしまい、タイミングや興味が合わない時にはほとんど頭に入らない状態になりがちです。
私たち「はじめの親子教室」は乳幼児期に特化したお教室ですので、このことを意識してレッスンを行います。
お教室では、やらされるのではなく自然と取り組みたくなる環境(一人ひとりの興味や成長段階に合わせた教具)を用意して、こどもたちが主体的に選んだ活動を通じて学びを獲得していきます。また、何をやるか、いつやるか、いつまでやるか(いつ終えるか)は、基本的にはこどもたちに委ねられています。
大人からすると遊んでいるように見えるかもしれませんが、こどもたちは遊ぶように学んでいるのです。
このように主体的に選択して活動し、興味があるから何度も繰り返し、集中して取り組む過程で乳幼児期のこどもは最も効果的に学ぶ、という事を発見したのがモンテッソーリ教育の生みの親マリア・モンテッソーリです。
遊ぶように学ぶことの優位性は、現代の乳幼児教育でも提唱されており、過去の一斉型の教育スタイルへの反省から「こども主体の乳幼児教育」が今の日本では主流になってきています。
はじめの親子教室では、伝統あるモンテッソーリ教育を核として、一人ひとりの主体性を大切にした学びの環境をご提供しています。学びへの意欲を育みながら、好きなこと・得意なことを伸ばしてあげたいとお考えの親御さんには、きっと気に入っていただけるのではないかと思います。
ぜひ一度、体験レッスンにお越し下さいね。